日本のネット通販は遅れている
ネット通販は、割と後になってできた販路だけれど、進化するのが遅れていると思う。
支払方法が増えたり、ネット環境が拡大しているにも関わらず、「インターネット通販=新しい」という感覚に捉われていて、遅れているという意識がまるでないのかも知れない。
一方、競争の激しいコンビニは、すごいスピードで進化している。
いれたてコーヒーを売り始めた
有名なのは、セブンイレブンのセルフ式100円コーヒーだろう。
缶コーヒーより安い100円という価格ながら、本格的なドリップが味わえるということで大ヒットした。
続いてドーナツを売り始め、コーヒーとドーナツをセットで買うお客さんが増えた。
イートインスペースを作った
今までは、買った弁当を自宅へ帰って食べるか、駐車場に停めた車の中で食べることが多かった。
しかし食事ができる机とイスが用意されたことで、温めた弁当をアツアツのまま、エアコンの効いた店内で食べることができるようになった。
またこのイートインスペースは、コーヒーとドーナツを買ったお客さんが、カフェ代わりに利用することもできる。
ゴミ箱を店内に移した
「ゴミは汚いもの」との考えから、外に設置されていたゴミ箱だが、いつの間にか店内に設置されるようになった。
これにより、イートインスペースで食事を終えたお客さんがそのままゴミを捨てることができるし、家庭ごみを不正に捨てられるリスクも減った。また衛生的になった。
考えてみれば、どの家庭にも部屋の中にゴミ箱があるのだから、コンビニの中にゴミ箱があっても変ではないのだ。
いまだに土日休みのネット通販
コンビニは急激に進化していて、お客さんの認識を変え続けているのに、インターネット通販は2000年初期からあまり変わっていない。
例えば、注文は365日24時間受けているのに、土日祝日は商品を発送しない。
地域のカフェやレストランだって土日も営業しているのに、商圏が全国であるネット通販が土日は休みなのは不便だ。
また情報通信社会で生活のスピード感が高まるなか、お問い合わせをしたのに返事が翌週になるのも困る。
今の非常識は、未来の常識になる
このように、日本のネット通販会社は、ほとんどがお役所と同じだ。土日も休むし、時間を過ぎれば問い合わせの返事がなくなる。
しかしAmazonや一部の日本企業では、土日も配送したりと、お客さんの利便性を優先している。そして、こうした企業こそ売上を伸ばしている。
今はまだ非常識かも知れないけれど、近いうちに日本のネット通販も365日営業になると思うし、お客さんとのコミュニケーションもline@のようなサービスが中心になるはずだ。
こうした将来を見据えて先行したい。