朝ドラ「まんぷく」から学ぶ経営方針
掲載日:2019年2月12日更新
カテゴリ:経営
NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」を欠かさず見ている。
まんぷくは、インスタントラーメンを発明した萬平さんと、それを支える妻・福子の物語だ。
萬平さんはインスタントラーメンのほか、幻灯機や飲料水製造機、根菜切断機、栄養食品を開発した発明家である。
それだけではない。
ハンコの製造販売業や製塩業、金融業など次々に新しい事業を起こす起業家でもある。
そんな萬平さんの物語は、順風満帆ではない。成功と失敗、挫折の連続で目が離せないのだ。
例えば濡れ衣を着せられ憲兵に投獄されたり、ライバル業者が増えたり、コピー商品が出回ったり、取り付け騒ぎが起こったりと散々な目にあう。
しかし萬平さんは決して諦めないし、妥協しない。
製品開発に失敗しても、それを糧に成功するまで繰り返すし、いい加減な製品を世に出すこともしないのだ。
こうした行動の根底には、恐らく「世のため人のため」という理念があるからだろう。
私は会社を経営しているが、目先の損得で自社の理念がボヤけてしまうことがある。
萬平さんを見ていると、会社設立時の理念・高い志を思い出して、常に事業の方向性を再確認しなくてはならないと自省させられる。
それと同時に、誇り高い気持ちになるし、勇気がもらえるから不思議だ。
「まんぷく」はもうすぐ最終回を迎えるが、最後まで見逃せない。
明日も朝8時にテレビ前に座って、勇気をもらう。