ブランドの強さの源は、プロモーションではなく、ブランドそのものの成果にある

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細田守監督の映画「バケモノの子」を観てきた。

この映画を観ようと思ったキッカケは義弟のツイートだった。それに同監督の作品「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」のどれも面白かったのでハズレがないと思ったことも後押しした。

結果、細田氏が「エンターテイメントの作法に則り、あらゆる世代が楽しめる清々しい映画を目指します。」とコメントしている通り、実に王道的で普通に楽しめる映画だった。

細田氏が映画を公開すれば、今後も観に行く姿勢になっている。

マーケティングの大家であるコトラーは次のように述べている。

ブランドの強さの源は、プロモーションではなく、ブランドそのものの成果にある

細田氏はこれまでの3作品で面白い映画を作るという実績を積み上げてきた。それが消費者の信頼に繋がったからブランド化したのだと思う。

事実、興行収入も以下のように伸びている。

時をかける少女・・・2.6億円
サマーウォーズ・・・16.5億円
おおかみこどもの雨と雪・・・42億円
バケモノの子・・・70億円(推定)

一方、「大日本人」「しんぼる」「さや侍」「R100」など消費者に受け入れられなかった作品を公開し続けてきた松本人志監督は今後も厳しい。

消費者は得より損することを気にするので、面白くない(と思われる)映画にお金も時間も使いたくないからだ。

ウチの会社の商品もブランド化するために、ブランドを広告するのではなく、ブランドを体現していきたい。

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