新入社員がきた!教育しよう、そうしよう
今年の4月から正社員を一人雇った。
労働力が増えても、仕事を教えないといけないので、すぐに戦力にはならない。
いや、戦力にならないどころか、通常業務に教育がプラスされるので、むしろ仕事量が増えるのだ。
すぐに戦力になってもらうためにも、効率よく教える方がいい。教育するポイントをまとめてみた。
理念を教える
理念というと難しいが、「この会社は何のためにあるのか」「世の中の役に立つため、どう仕事するのか」を教えることは、意外に重要だ。
なぜなら社会の役に立っていると実感することで、社員は誇り高い気持ちになるし、何より仕事を任せたとき、意思決定する際の判断基準になるからだ。
マニュアルを用意する
マニュアルを用意しておくと、仕事の全体を重複せず漏れなく教えることができる。また仕事の品質を均一に保つこともできる。
マニュアルは、渡して読んでもらって終わりというものではない。まずは自ら仕事を教え、あとで復習させるのに使う。また六法全書のような使い方もできる。
繰り返し教える
教えたことを1度で覚える人もいれば、3度目で覚える人もいる。人によって、定着度合いは様々なので、1度教えたことでも繰り返し教えることが重要だ。
そもそも新人なのだから、1度で出来るようになると思わない方が良い。また復習する意味でも、言葉を変えて同じ内容を繰り返し教えると、定着率が高まる。
怒ってはいけない
新人が思った通りにできないからといって、怒ってはいけない。新人を叱ることで仕事ができるようにはならないし、むしろ雰囲気が悪くなって、動きが悪化する。
新人ができないのは、自分の教え方が悪いというサインなのだから、まず教え方を改善するべきなのだ。
一方で、できなかったことが出来るようになったなら、褒めた方がいい。多くの人は、褒められることで伸びる。
フォローアップする
新人時代は、間違いが許される期間だ。間違えることは、決して悪いことではなく、ミスから復帰する力をつけるためのいい機会だと捉える。
とはいえ、お客様に迷惑が掛かって良いわけではないので、新人に任せた仕事は、あとから追跡調査してキチンとできているかフォローアップする必要がある。
最後に、山本五十六の名言を引用しておこう。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。