ニッポンレンタカーの車に擦りキズをつけてしまったら読め
富士サファリパークへ行くのにニッポンレンタカーから車を借りたんだけど、駐車する時に立体駐車場の柱に車体をこすってしまった。
「ガリガリガリ…」って聞こえた時に「ああ、大きな傷になってませんように」と祈るもむなしく、柱の塗料と共に大きく擦られていた。よく見るとちょっとへこんでいる。
言い訳させてもらうと、免許を取ってから15年間無事故無違反だったんだけど、駐車場が狭かったことに加えて、普段は乗らない車(プリウス)だったためだ。それに天候も薄暗かったし。
駐車場は本当に狭かった。やたら駐車場の管理人さんがメールで車種を確認してくるのが怪しかったんだけど、そういうことだったんだなあ。そして、その管理人さんの軽自動車も同じように擦れていたのだった。
日本レンタカーで車を借りる時に、「事故を起こした時はこうしてくださいね」というのを教えてもらったけど、人身事故の時も物損事故の時も同じ手順らしい。
実際に、ニッポンレンタカーのホームページにも記載されている。ちょっと引用してみる。
Q.事故を起こした場合どうすれば良いですか?
A.万一、事故を起こされた場合には、速やかに下記の3つの処置をお願いいたします。
保険・補償の適用を行うための重要な手続きなどが含まれていますので、必ず3つともお忘れなく行ってください。1.負傷者の救護
まず、負傷者の救護を行ってください。その後速やかにレンタカー車両を他の交通の邪魔にならない場所へ移動してください。2.警察への通報と届出
警察への届出義務は、加害者・被害者双方にあります。後日、事故証明書が必要となりますので、必要な手続きをしてください。3.ニッポンレンタカー専用事故受付センターへの連絡
レンタカー契約書(貸渡証)をご用意の上、事故受付センターに必ずご連絡ください。
電話番号:0120-220-865
今回は対物事故だったので負傷者はいない代わりに、立体駐車場の管理人さんに電話して現場に来てもらう。謝罪するも「ウチはペンキを塗り直すだけだから大丈夫」と笑って許してくれた。
警察は110番にかける。「事故ですか?事件ですか?」と聞かれるので「事故です」と答える。あとは事故を起こした住所と自分の名前と電話番号を教えると10分ほどで警察官が来た。
警察官に免許証と車載証明書を見せ、名前と住所、職業などを聞かれた。それから車の傷部分と駐車場の柱を写真に撮って、メジャーで何やら測っていた。
最後に管理人さんから署名をもらって、「今回は物損事故だから免許証の減点はされません。損害の補償については保険屋さんと当事者同士で話し合ってください」とだけ説明すると帰っていった。
ここまでで約30分。ちなみに事故を軽く見て警察に連絡しないと事故証明書が発行されないため保険がおりず、ニホンレンタカーからすごい額の請求がくるので注意した方がいい。
ニッポンレンタカーの事故受付センターに電話。そこでも名前、電話番号、借りている車のナンバープレート情報、事故を起こした場所、事故が起きた状況、車体の物損部分などを聞かれた。
一応、ニッポンレンタカーの営業所にも報告しておこうかなと思って電話したら、対応が最悪だった。とにかく面倒臭そうな口調に加えて、相手方から大きな請求額がきそうかどうかだけを心配している様子だった。もうお前んとこから借りない。
その後、旅行を終えて営業所に車を返しに行ったら、次のお金を請求された。お金はその場で現金かクレジットカードで払う。
1.ノン・オペレーション・チャージ(NOC)料として、20,000円
ノンオペレーションチャージ(NOC)は、自動車を修理している間に本来であればその車が稼いだであろう金額を補償するものだ。これは安心コースや標準コースにかかわらず、事故を起こしたら必ず払う。
2.保険の免責分として、50,000円
50,000円以下の修理費については保険はおりないので、その修理代として請求される。ただし、車両・対物事故免責額補償制度(CDW)に入っていれば0円で済む。ちなみにCDW加入料は1日1,080円~2,160円(税込)で自分は入っていなかった。
まとめると、ニッポンレンタカーから借りた車を擦って傷をつけた場合、
- 物損を受けた人、警察、ニッポンレンタカー事故受付センターに電話する
- 電話しないと全額自己負担になってしまう
- 免許証の点数は引かれない(対物の場合)
- ニッポンレンタカーに計70,000円支払う
ということだった。とほほ。
ただ今回の事は勉強になった。それはレンタカーは結構リスクがあるってことだ。ドライブは楽しいけど、事故を起こした時がヤバイ。これが人身だったらと思うとゾッとする。
やっぱり電車とかバスとかタクシーみたいな、他人が運転するのに乗っかるのがいいのかな。新幹線とか必ず決まった時間に出発するし遅延もないし、何より座ってるだけで楽チンだし。
運転するのは楽しいんだけど、今後の移動方法を変えるキッカケになる一件だった。