流行ほど怖いものはない

youkai-watch

横浜ランドマークタワーに寄ったらポケモンのイベントをやっていた。「ピカチュウわくわく夏休みチュウ」っていうらしいんだけど、確かにバルーンやら人形やらのピカチュウがチラホラと。

でも今や子ども達の間では妖怪ウォッチが流行っているので、ポケモンのゲーム?ブースが悲しい結果に。

おじさん一人がいるだけであとはガラガラ。行列を整理するコーンポストが寂しすぎる。

pikachu

子ども達の中で妖怪ウォッチが流行った時点で、ポケモンは「もう古い」というポジションになってしまっている。

例えるなら今まで行列の先頭だったのに一番後ろに並び直した感じ。そうなると流行に関係なくやってきた人達よりも後ろにいるので不利になるのだ。

ブームが去った一発屋芸人をイメージすると分かりやすいかも知れない。同じギャグでは「もう古い」と思われるし、新しいギャグでもパッとしない。つまり巻き返すのは非常に難しくなる。

同じことは事業にも起こり得る。10円まんじゅうとか白い鯛焼きとか、テレビで取り上げられて一時期ブームになったものは軒並み消えて行っている。廃業する流れは大体こんな感じ。

テレビで取り上げられる
  ↓
商品が売れまくる
  ↓
もっと売上を伸ばそうと店舗や人を増やす
  ↓
テレビで扱わなくなりブームが去る
  ↓
商品が売れなくなる
  ↓
家賃や人件費が圧迫し廃業

持ち上げられてハシゴをはずされることほど辛いことはない。まるでバブルがはじけたかのようなダメージがある。

流行が怖いのは、バブルに乗ってる人がバブルだと自覚できないように、流行がずっと続くと錯覚してしまうことだ。そう思うと流行って怖い。

スポーツでも基礎トレーニングが大切なように、ショートカットせずに掛け値なしで地道に頑張っていくのが潰れないコツなんだろうなあ。

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